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Ubuntu 17.10の既知の問題

リリースノートから「Ubuntu Desktop」に関する「Ubuntu 17.10」の既知の問題を紹介します。


「Wayland」の採用などコアコンポーネントが大きく変わったこともあり、今回は既知の問題も多めです。

リリースノート

「Ubuntu 17.10」のリリースノートは以下を参照してください。


また「Ubuntu 17.10」の新機能と変更点は、以下を参考にしてください。


1.ログイン画面でBluetoothオーディオデバイスが動作しない

ログイン画面でBluetoothオーディオデバイスが動作しません。
そのためログイン画面でスクリーンリーダーを有効にしていても、音声が流れません。
ログイン後はBluetoothオーディオデバイスが期待通り動作します。

2.rootで起動するGUIアプリケーションがWayland上で動作しない

「Synaptic」など「root」で起動するGUIアプリケーションは動作しません。
そもそも起動自体が拒否されます。
「sudo」経由でもダメです。


「Nautilus」など他のアプリも同様です。


回避策

この問題の一時的な回避策については、以下を参考にしてください。



3.一部のアプリケーションがWayland上で動作しない

こちらはアプリ自身が「Wayland」に対応していないため、動作しないケースです。
一部のスクリーンキャプチャーソフトやスクリーンキャスト、リモートデスクトップサーバーは「Wayland」上で正常に動作しません。

画面の描画や操作、X11に強く依存したソフトウェアは、正常に動作しない可能性があります。

回避策

「Ubuntu on Xorg」セッションでログインしてください。

「Ubuntu on Xorg」セッションでログインすれば、「Wayland」ではなく「Xサーバー」が使用されます。
ソフトウェアの問題が「Wayland」由来の問題ならば、今までどおり動作するでしょう。
「Ubuntu on Xorg」セッションについては、以下を参考にしてください。


4.ライブセッション終了時にエラーが発生する 

ライブセッションとは、ライブUSBメモリー等から起動したUbuntuのことです。
ライブセッション終了時(シャットダウン時や再起動時)、一部の環境で「A start job is running for」メッセージが出力されたまま処理が先に進まない不具合があります。



回避策

PCの再起動/リセットボタンで強制的に再起動するか、PCの電源をオフにしてください。

5.GNOME Shell拡張が有効になっているにも関わらず、Tweaksで無効になっている現象

「Ubuntu Dock」や「Ubuntu Appindicators」は、GNOME Shell拡張として提供されています。
またデフォルトで有効になっており、無効にすることはできません。

これらシステムで有効になっているGNOME Shell拡張は、有効であるにも関わらず、「Tweaks(gnome-tweak-tool)」では無効(オフ)として表示されます。


本現象の詳細は、以下を参照してください。


この現象は表示上の問題なので特に気にする必要はありません。
またユーザーが個別にインストールしたGNOME Shell拡張に関しては、期待通りに表示され、有効及び無効を切り替えることができます。

6.マウスとタッチパッドの設定が機能しない

「設定」には、マウスとタッチパッドの設定を行う画面があります。


「xserver-xorg-input-synaptics」パッケージがインストールされていると、マウスとタッチパッドの設定が正常に機能しない不具合があります。
不具合の詳細は、以下を参照してください。


「xserver-xorg-input-synaptics」パッケージはデフォルトではインストールされませんが、「Unity」など一部のデスクトップ環境で必要とされるパッケージです。
そのためアップグレードした環境では、「xserver-xorg-input-synaptics」パッケージがインストールされている可能性があります。

7.インストーラーでスクリーンリーダーが動作しない

ブートメニューで「Install Ubuntu」を選択した場合、インストーラーでスクリーンリーダーが動作しません。


ただしライブセッションからインストーラーを起動すれば、スクリーンリーダーを利用できます。
不具合の詳細は、以下を参照してください。


8.絵文字機能が利用できない

「GNOME 3.26」で導入された「Color Emoji」機能は、利用できません。



9.ログインし直さないとTrackerサービスが自動的に起動しない

「Tracker」はファイルのインデックスを作成するソフトウェアです。
デフォルトではインストールされていませんが、「Tracker」をインストール後「Tracker」サービスを自動的に起動するには、ログインし直す必要があります。
不具合の詳細は、以下を参照してください。


10.設定のユーザー画面を開くのに時間がかかる

「設定」の「ユーザー」画面を開くのに時間がかかります。


11.DisplayPortで外部モニターに接続していると、起動に失敗する

「GTX970」等NVIDIAのGPUを搭載しており、DisplayPortを使用して外部モニターに接続されている場合、システムの起動に失敗する可能性があります。
不具合の詳細は、以下を参照してください。


12.外部モニターにログイン画面が表示されない

ノートPCを外部モニターに接続している場合、ログイン画面が外部モニターに表示されず、ノートPC側のディスプレイに表示されます。
そのためノートPC側のディスプレイをオフ(無効)にしていると、ログイン画面が表示されません。
不具合の詳細は、以下を参照してください。


13.UEFIでESPを作成せずインストールを強行しようとすると、警告画面から先に進めなくなる問題

UEFIでESPを作成せずインストールを強行しようとすると、警告画面から先に進めなくなる問題があります。
不具合の詳細は、以下を参照してください。


現象としては、以前紹介した以下の問題と似ていますね。


UEFIのシステムに「Ubuntu」をインストールする時は、忘れずにESPを作成してから次のステップに移りましょう。

14.LVMシステム上にインストールすると、インストールに失敗する問題

インストールの種類を選択する画面でディスク全体を選択し、既存のLVMシステム上に「Ubuntu」をインストールしようとすると、インストーラーが間違ったブートデバイスを選択するためインストールに失敗します。
不具合の詳細は、以下を参照してください。


手動でパーティション設定及びブートデバイスの選択を行ってください。

15.USB接続のプリンターが自動的セットアップされない

USB接続のプリンターが自動的セットアップされません。
不具合の詳細は、以下を参照してください。


USB接続のプリンターを接続したら、「設定」を起動し左側の項目一覧から「デバイス」を選択、そして「プリンター」からプリンターの設定を行ってください。


もしプリンターがドライバーレス印刷に対応しているなら、ドライバーレス印刷を利用して印刷を行うことも可能です。
あるいは不具合が解消されるまで「Ubuntu 17.10」の利用は控えてください。

16.IPP-over-USB接続のプリンターが動作しない  

現状IPP-over-USB接続のプリンターは動作しません。
不具合の詳細は、以下を参照してください。


プリンターがドライバーレス印刷に対応しているなら、ドライバーレス印刷を利用して印刷を行ってください。
あるいは不具合が解消されるまで「Ubuntu 17.10」の利用は控えてください。

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